進化(アセンション)か死か(4)

平和統一NEWS 46号(2012/7月号)
渡辺 久義

 「終わりの日」(実は転換、次元上昇の日)に近づくほど時間がスピードアップすると言われるように、ここ一か月の間に世界の情勢は急速度で展開している。「9.11」を含めて、いろんな奇怪な出来事について「陰謀論」という言葉が使われていたのが、「論」は落ちて「陰謀」となり、さらに今では公然の将来計画となった。9.11についてのネット上のユーチューブや記事はおそらく何百とあるが、政府側の説明を信ずるものはおそらく皆無である。あらゆる状況証拠から見てインサイド・ジョブ(自作自演)としか考えられないようだ。政府側も追究されれば「そうでない」と言うが、積極的に反論はしない。ということは事実上認めたということである。ただ恐ろしいことに、無言の脅迫を伴っている。戒厳令(戦時法)が発動されれば、たちまちFEMAキャンプが一杯になるであろう。そのためにそれは用意されている。
 私はあれこれ恐ろしいことを言いたくないので、急増した和訳字幕付きサイトをいくつか、先月紹介した分に追加するだけにしよう。「世界的ケムトレイルの秘密(1,2)」「WHOは世界人口の90%が余剰人口と決めている」など。なぜWHO(世界保健機関)なのか? これも恐ろしくて言いたくないが、WHOも(ということは薬品や食品の統制権も)黒い権力の傘下に入っているからだ。彼らは「世界人口削減計画」ということを隠そうとしない。米ジョージア州に古代巨石遺跡のような、「新世界秩序」の計画を8カ国語で刻んだGeorgia Guidestonesと呼ばれる石碑が立っていて、そこには「世界人口は自然と調和するためには5億がよい」と書いてある。「優生学」というヒトラーとともに完全に死滅したと思っていた言葉が生き返った。英語のわかる方は、「New World Order--A Poisoned World Pt.1-28?」「CIA MKウルトラ、洗脳、HAARP、ケムトレイル」などを見られたらよい。
 私を含めて大多数の人が、なぜこういう途方もないことが突然起こったのか、恐ろしいというより、あっけにとられているであろう。しかしこれは「突然」ではない。これは、2012年が大激変の起こる年だと何千年も前から予言されていたように、人類史の始まりから予定されていたと考えられる。荒唐無稽でますます混乱すると言われるか? しかしこの問題は実は、そのように巨視的に見なければわからないのである。少なくとも私は、いろいろと調べているうちに、あれやこれや点と線がつながって、納得のいく全体図が見えてきたと思っている。
 そのような人類史的な観点から深くこの問題を追及し、多角的・徹底的にこの謎を解き明かしている厖大なウェブサイト記事「The Holographic Matrix—by MerlinTM」がある。Merlinはもちろん本名でなく、アーサー王伝説に出てくる高徳の予言者の名。Holographic Matrixとは一見不可解な言葉だが、ここに秘密のすべてが隠れている。
 ホログラフとは、全体をどんなに細分しても、その小さな部分に全体像が映っている構造物のことである。それはマクロ(大宇宙)とミクロ(小宇宙)が一致する生ける調和体とも考えられる。マトリックスとは、ものを生み出す母体である。
 次に引用する冒頭部分で言っているのは、これまでのニセのマトリックスが崩壊したということ、つまり何千年にわたって我々に与えられていた現実が、実は、見えない支配者によって仕組まれた虚偽の現実であったこと、今我々はようやくそれに目覚め、本来の世界に移行しようとしているということである。だから今進行している「大いなる覚醒」は二重の目覚め、一つは欺瞞からの目覚め、もう一つは次元上昇という目覚めである。

 天体の直列化、太陽嵐の攻撃、地磁気の力の低下、気象の大規模操作、人工地震、食物連鎖危機、ケムトレイル優生学、増加する社会的激動…「マトリックス」が崩壊しつつある。一方「大いなる覚醒」は着実に進行しつつある。
  人類は何千年にもわたって、一つのホログラフ世界に閉じ込められており、敵意をもつエイリアンの集団に盲目的に忠誠を払い続けてきた。この集団は彼らのものである種(人間)を服従させ、その暴力的支配から自由になろうとする人類の機会を、ほとんどすべて押しつぶしてきた。
 この作られた時間の落とし穴から逃れるための唯一のすべは、この大いなる幻想からどうしたら抜け出せるかを学び知ることである。あなたは自分が経験しているのは虚偽の現実であり、それは恐怖と無知によって、人類を奴隷化するために作られたシステムに従わせることによって維持されている現実だという、一見理解しがたい真理に目覚めることができなければならない。
あなたの魂は、あなたが自分の現実として認識し「受け入れて」いるものについての、深く根を張り核となった信念の思い違いから、脱却しようとする意欲をもつ限りにおいてのみ、シフト(転移)を果たすだろう。

 文総裁も最近、おそらく初めてこのシフト(dimensional shift)に触れられた――「4次元の時代です。1次元、2次元、3次元、4次元の時代に入籍しなければなりません。…心の門、体の門が、閉じられていたのが開かれるようになり、再び閉じることができない世界の終わりの日が来たのです」(中和新聞、2012.06.12)
 この問題は、神とルシファーの最後の戦い(ハルマゲドン)という観点がなければ全く捉えることができない。ルシファーとルシファーの眷族は、アセンションが起これば、陸へ上がった魚のように生きていけないので、彼らが奴隷視する我々のアセンションを必死に食い止めようとしているのである。

2012年問題参考資料INDEX