もう一つ、ID理論を科学研究に応用した論文が伝統的生物学雑誌に発表される
ディスカヴァリー・インスティテュート スタッフ(2005年6月2日)
ここ9ヶ月の間に2つ目の、明確にインテリジェント・デザイン理論を科学研究に応用した論文が――それは絶対にないと言うダーウィン主義者の主張にもかかわらず――国際的に権威ある生物学専門誌に発表された。
ディスカヴァリー・インスティテュート上級研究員で分子生物学者のジョナサン・ウェルズ(Jonathan
Wells)の論文が、世界で最も古くから刊行されている生物学専門誌の一つであるRivista di
Biologia/ Biology Forum に、このほど発表された。ウェルズの論文は、その機能がまだ分かっていない動物の細胞の中の微小な構造体である中心粒(centriole)についての検証可能な仮説を、ID理論を用いて定式化したものである。ウェルズの仮説は――もし実験によって確認されるならば――中心粒(中心小体)が、通常の細胞分裂や癌における機能不全のさいに、いかに働いているかを説明するものとなろう。この仮説はまた、カルシウムやビタミンDの欠乏と主な癌の種類との間に、なぜ相関関係があるかを説明することもできるだろう。
「ダーウィン進化論は、その擁護者の主張にもかかわらず、生物学や医学の現実的な研究を導くには著しく不首尾であった」とウェルズは言う、「IDは科学界ではいまだ論争の渦中にあるが、我々のうちのある者は今、検証可能な仮説を立てるのにそれを用いている。」
「ここで面白いのは、科学者たちが癌研究にインテリジェント・デザインを適用していることです」と、ディスカヴァリー・インスティテュート所長のブルース・チャップマンは語った、「こうした研究が、どれくらい新しい研究や実験を切り開いていくことになるかわかりません。将来、ID理論を自分の分野の研究に適用する科学者は、ますます増えていくものと思われます。」
ID理論は、科学的証拠からの推論である。それは、自然界のある種の特徴――生きた細胞の中に見出される微小な機械やデジタル情報から物理常数のファイン・チューニングに至るまで――は知的原因からの結果として説明すれば最もうまくいくと主張する。
ディスカヴァリー・インスティテュートがCenter for Science and Culture
を設けた一つの目的は、インテリジェント・デザインの新しく生まれてくる理論の研究をする科学者たちを援助することである。センターのウエブサイトは――http://www.discovery.org/csc/
ジョナサン・ウェルズ博士は、カリフォルニア大学バークレー校から分子・細胞生物学の、エール大学から宗教学の、2つの博士号を取得した。その後、カリフォルニア大学バークレー校でポスト・ドクター生物学研究者として、さらにヘイワードのカリフォルニア州立大学で生物学を教え、医学研究所の指導主事をつとめた。彼はDevelopment,
Proceedings of the National Academy of Sciences USA,
BioSystems, The Scientist, The American Biology Teacher
の各誌に論文を発表している。主著はIcons of Evolution: Why much of what
we teach about evolution is wrong (Regnery Publishing,
2000)。
ウェルズの論文はイタリアのこの雑誌の版元から入手できる――http://www.tilgher.it/(m0h1zb55der2y545b3unsq55)/index.aspx?lang=&tpr=4
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