400人を超える科学者が、ダーウィン進化論が不完全であることを新しい科学的証拠によって確信
Discovery Institute スタッフ
October 6, 2005
(オリジナルの記事は2005.7.18に発表された。)
シアトル発――「生命の複雑性をランダムの変異と自然選択によって説明することに懐疑的」であることを表明するリスト(*リンクを参照)に、あらゆる分野の400人以上の科学者がサインした。
「ダーウィン理論は現代思想における巨大な白象である」と、ディスカヴァリー・インスティチュート「科学と文化センター」(CSC)の数学者であり科学哲学者であるデイヴィッド・ベルリンスキー博士は言う。「それは巨大で、ほとんど全く役に立たず、迷信的な畏怖の対象である。」
ダーウィン理論に対する異議申し立ての宣言は、2001年にディスカヴァリー・インスティチュートによって公表された。それはPBS放送の「進化」シリーズにおいて、ダーウィン進化論にどの科学者も同意しているとする言明に対する直接の挑戦であった。
「かなりの数の科学者が、ダーウィン進化論が生命の起源を説明するということに、強い懐疑を抱いているというのが事実だ」とCSCの準ディレクターのジョン・G・ウェスト博士は言う。「唯物的な進化論を越えた幅広い議論を科学者達が展開していく中で、このリストに署名する者が増え続けていくことを期待しているが、当分は、過去一年に見られなかったほどのペースで増えるものと予想している。」
過去90日の間に8人の生物学者を含む29人の科学者が「ダーウィン理論に対する科学的異議」に署名している。このリストには全部で70人以上の生物学者が含まれている。
もっとも新しい署名はLev V. BeloussovとVladimir L.
Voeikovによるもので、この二人はモスクワ州立大学のロシアの有名な生物学者である。ウェイコフ博士は有機生物化学の教授、ベルーソフ博士は胎生学の教授でモスクワ州立大学の名誉教授、ロシア自然科学アカデミーの会員でもある。
「ネオ・ダーウィニズムのイデオロギーと哲学は、その専門家らによって生物学の科学的基礎理論として紹介されているが、そのことが科学の発展を深刻に妨害し、学生達に本当に問題になっている事柄を隠してしまっている」とウェイコフ教授は言う。
ウェストは言う、「最近のメディアでは宗教と科学の間の問題として取り上げられているが、そのような議論の仕方は誤解を生じさせる。このリストは、科学的な基盤の上に立ってダーウィン理論に挑戦する科学者のグループが増えつつあることの証拠である。」
このリストに署名した他の有名な生物学者の中には、進化生物学者で教科書の著者であるStanley
Salthe博士、スミソニアン研究所と国立衛生研究所(NIH)の国立バイオテクノロジー情報学センターの進化生物学者のRichard
von Sternberg教授、「リビスタ・ディ・バイオロジア/バイオロジー・フォーラム」の編者であるGiuseppe
Sermontiが含まれている。更にはプリンストン大学、コーネル大学、UCバークレー大学、UCLA、オハイオ州立大学、プールデ大学、ワシントン大学の科学者達が含まれている。
*署名のリストは「ディスカバリー・インスティチュート」のサイトにPDFで掲載されている
http://www.discovery.org/scripts/viewDB/filesDB-download.php?command=download&id=443
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