Discovery Institute News
進化を客観的に教える自由を保障
―ルイジアナ州の地方教育委員会決定―
By: Discovery Institute Staff
December 1, 2006
ルイジアナ州モンロー発――ルイジアナ州ワチタ郡教育委員会は今週、「論争のある科学問題について科学的証拠を教える教師の学問の自由に関する決議文」を採択したことで賞賛を受けている。この決議文には次のような文言がある――「教師は、担当授業に関係する現在の科学理論の科学的な長所と短所について、学生が客観的に理解し、分析し、批判し、吟味するように指導することを妨げられない。」
「教師が教室で、学生の質問に答え、科学的問題を議論する学問の自由を保障されたことは、とても喜ばしいことです」と、ディスカヴァリー・インスティテュート「科学と文化センター」の弁護士であり教育問題スペシャリストのCasey
Luskinは語った。「教師たちはこの場合、本当の勝者です。なぜなら彼らは今や、学区からクビにされるとか検閲を受けるとかいった心配をすることなしに、論争となっている科学問題のあらゆる面
を分析するように、学生たちを指導する明確な権限を与えられたのですから。」
この教育方針は、教師たちが彼らの権限を明確にするように求めた動議のあとで通
過した。ワチタ郡がこうした教師たちを支持する文言に、次のように言っている――「教育委員会は、生物の進化、生命の化学的起源、地球温暖化、ヒトクローン作り、といった科学上の問題を教えることは論争を引き起こしうること、また教師たちが、このような問題についてどんな情報を与えるべきか、地区の期待がはっきり分からないであろうことを理解している。」
「教師や学生や科学者たちが、進化論に疑義を呈することで攻撃を受けるという不穏な傾向が存在します」とラスキンは言った。「アメリカでは言論の自由と学問の自由は最も大切にされている原則であって、どんな問題であろうと、過激派の不寛容な要求のために犠牲になるようなことがあってはなりません。」
ディスカヴァリー・インスティテュートは、教師や学生たちがダーウィン進化論の長所と短所を分析する権利を擁護する、国民の主導的な公序センターです。当研究所は、進化論について批判的な言説をなしたがゆえに脅迫を受けている科学者、教師、学生たちの権利を擁護する国家的プログラムを策定しています。
詳細については http://www.discovery.org/csc/ を訪問してください。
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