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アイオワ州立大学、著名なID科学者に終身在職権を拒否
May 14, 2007
アイオワ州立大学は、宇宙が知的にデザインされたものである強力な科学的証拠を提示する『特権的惑星』(The
Privileged Planet)<www.privilegedplanet.com/>の共著者である天文学者ギエルモ・ゴンザレス博士に、終身在職権(tenure)を与えない決定をした。この事情については、14日付のAmes
Tribune紙が報じている。
今日は、学問の自由にとって、まことに悲しい日となった。ゴンザレス博士は、学者として逸材であり人柄もすぐれている。彼の研究は「サイエンティフィック・アメリカン」「サイエンス」「ネイチャー」各誌をはじめ、多くの科学誌で特集記事となった。アイオワ州立大のこの決定は茶番劇というべきで、この行動に対する説明の責任がある。このニュースは、あのスミソニアン研究所の、進化生物学者リチャード・スターンバーグ迫害事件をさえ上回る深刻なニュースだと言ってよい。
皮肉にも、ゴンザレス博士は子供のとき、カストロのキューバから亡命者としてアメリカにやってきた人である。気の毒なことに彼は、アメリカの大学のダーウィン・イデオローグたちが、彼の故国のマルクス・イデオローグとほとんど変わらず、不寛容であることを発見したようである。
あなたにできることは何か? 学長のオフィスに、学問の自由とゴンザレス支持のあなたの声を届け、終身在職権の拒否を再考するよう学長に求めるべきである。
Dr. Gregory L. Geoffroy
President, Iowa State University
1750 Beardshear Hall
Ames, Iowa 50011-2035
(515) 294-2042
president@iastate.edu
この問題の今後の展開について、Evolution
News & Views に引き続き注目いただきたい。
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