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新しい映画が5億3000万年前の生物学上のビッグバンと言われる
「カンブリア爆発」を精査する
―DVD Darwin’s Dilemmaが9月15日発売予定
By: Staff
Discovery Institute
September 9, 2009
生命の歴史における最も劇的な事件の一つである「カンブリア爆発」が、Darwin’s
Dilemma: The Mystery of the Cambrian Explosion (Illustra
Media, September 15, 2009)――『ダーウィンのジレンマ:カンブリア爆発の謎』――という新しいドキュメンタリー映画のすばらしいアニメーションとして生き返る。
イラストラ・メディアの国際的な評価を受けているIDシリーズの第3作であるこの重要なドキュメンタリーは、科学の大きな神秘の一つであるカンブリア爆発を精細に調べている。カンブリア爆発とは、多様で複雑な動物がいかなる進化的祖先の形跡もなく、地質学的に言って瞬時に、完全な形で、初めて地上に現れた事件をいう。
チャールズ・ダーウィンはこれを一つの説明できない謎とみなした。彼は生命の進化を、無数の小さな導かれない進歩の連続によるものと考えていた。しかし化石記録は、そのような漸進的発達のいかなるパターンをも示さない。反対にカンブリア紀初期において、複雑な眼、はっきり分かれた四肢、発達した感覚器官や骨格といったものが、見たところどこからともなく突如として現れている。
「カンブリア爆発が突きつける大きな問題は、そのような新しい情報がどこから来たのかということだ」と、この映画に出演しSignature
in the Cell: DNA and the Evidence for Intelligent
Designの著者であるスティーヴン・マイヤー博士は言う。「我々は、新しい情報は知的存在(intelligence)からしかやってこないことを知っている。従ってカンブリア紀における遺伝情報の爆発的出現は、動物は自然選択のような盲目で導かれない過程の産物でなく、知的デザインの産物である強力な証拠を提供するものだ。」
『ダーウィンのジレンマ』は、カンブリア紀という先史時代の世界を芸術的ともいえるコンピューター・アニメーションで再創造し、多くの科学者とのインタビューを収めている――主導的な進化古生物学者であるケンブリッジ大学のSimon
Conway Morrisやカリフォルニア大学バークレー校のJames
Valentine、サンフランシスコ大学の海洋生物学者Paul
Chien、国立自然史博物館研究協力者の進化生物学者Richard
Sternbergなど。この映画はイラストラ・メディアによる科学ドキュメンタリー3部作を完成させるもので、他はすでに高評を得ているUnlocking
the Mystery of Life(生命の神秘を解く)とThe Privileged
Planet(特権的惑星)の2つである。
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