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Donald Protheroへの公開依頼状

David Berlinski
December 16, 2009

はーい、ドン、[注:ドナルド・プロセロは、スティーヴン・マイヤーやベアリンスキーと最近、公開討論をした生物学者]

あんたにひとつお願いがあるんだ。アマゾンに出ていたスティーヴ・マイヤーのSignature in the Cellに対する、君のすごいこき下ろしのレビューを読んだよ[リンク]。言っておくが、君の「ゆっくりした導火線」とやらの議論は大いに面 白かった[注:カンブリア爆発は全然爆発などでないという議論]。これは昔のブンブン・サラシオのことを思い出させてくれたよ。(中略)ああいう大物がDIにいないことが残念だ。ところでお願いの件だが――。あんたのレビューが大ホームランとなったとたんに、なんとマイヤーの本の売れ行きが天井を破って急伸したのだ。これはあんたのブンブンがすごい力をもっているということだ。

それで私がずっと考えていたのは、できれば私の本についてもあんたのこき下ろしのレビューを書いてもらえないだろうか、ということだ。とびきりこっぴどいのをお願いしたい。『悪魔の惑わし――無神論とその科学の僭称(The Devil’s Delusion: Atheism and Its Scientific Pretensions)』という本だ。いやあ、大して手間はかからないだろう。マイヤーのレビューだってせいぜい5分? ぐらいじゃない?

もし私の本など読みたくもないというなら、簡〜単だ。読まずにレビューを書けばよい。マイヤーのをそのまま使って彼の名前を消せばよい。何しろマイヤーの本がすごい騒ぎなので、私も売り上げを伸ばそうとあせっているのだ。ここDIではかなり競争心が激しいのでね。それに借金取りに追われているのでね。

そこで友人としてぜひこれをお願いしたい。もし友人としてというのがいやなら、科学のためにそうしてほしい。友人としても、科学のためも、どちらもいやだというなら、あんたは全くの役立たずじゃないか。

私の言うことが間違っているかね?
ではよろしく、

D.B.

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