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何と愚劣な! イギリスの図書館長がExplore Evolutionを排斥

Casey Luskin
December 25, 2009

クリスマス休暇で歓声や、慈善、学問の自由、寛容、多様性といった諸価値のあふれる時期だが、イギリスのダーウィン擁護者たちにとってはそうでないようだ。Atheist Examiner誌の主筆による最近の「創造論者がインテリジェント・デザインをこっそり学校図書館に持ち込もうとしている」という主旨の怒った論説がそれを物語っている。ただこれは本当の話ではない。

正確なところは、Truth in Scienceというイギリスの信望厚い多くの科学者や大学人と提携しているイギリスの団体が、Explore Evolutionを学校図書館に納めているのである。Atheist Examinerの論説とは全く違って、教科書Explore EvolutionはIDを宣伝する本ではなく、ネオ・ダーウィニズムの科学的証拠と反証を公平に学生のために提供する本である。IDはここでは提唱されていない。この本は、ネオ・ダーウィン進化論の核心的ないくつかの面 について、主流の科学出版物の指摘している多くの深刻な疑問を取り上げたものである。この教科書を書いたのは、大学教授や一流の研究所の学位 をもつ科学者たちである。事の真相は、この教科書がダーウィニズムに疑義を突き付けるものであるために、イギリスの進化論者たちが公立学校の図書館に対して、これを禁書にしようとしているのである。

これについてAtheist Examinerは、Explore Evolutionを図書館から閉め出し、学生をその議論から護ろうと努力していることを自慢げに語るウエールズのある図書館司書からの手紙を引用している。この司書はNew Humanistにこう書いている――

この「教科書」の正体は、インテリジェント・デザインの思想を裏口から導き入れるための手段です。「現代進化論の長所と短所を理解するのに資する」と言っているこの本の主張は、控え目に言っても、不正直と言ってよいものです。


年若い市民の精神形成と批判的探究精神の育成をあずかる教師たちへの協力を任された者として、また我が国の公教育の質に強い関心をもつ一市民として、私は、おそらく他の学校へも送られているであろうこの本が、その文言通 りに受け取られて、図書館や教室に持ち込まれることを深く憂慮するものです。


したがって皆様方は、この本についての真実が周知されるように取り図られ、ID唱道者たち――広告文から見ると、すぐれた大学や研究所に籍を置く科学者が含まれているようです――が自分の信仰を宣伝する巧妙な手口を説明し、図書館員や教師、その他の、科学と社会の正しい理解に関心をもつ方々に助言をしてくださいますように、切にお願い申し上げます。

この図書館長の「批判的探究精神の育成」という「ニュー・スピーク」(事実を逆にした政治宣伝)に騙されてはならない。実際は、彼は明らかに、自分の気に入らないものの見方に対する時代遅れの検閲を奨励しているのである。この図書館長の言う「探究」とは、ダーウィンを支持し、ダーウィンのみを支持する探究のことである。ダーウィニンについて疑うような教科書は――たとえそれが声望ある学者による主流の文献を引きながらの本であろうと――思想警察によって発禁にしなければならない。ダーウィン懐疑者は口を出す資格がないのである。

ダーウィニズムを疑問視する見解のアカデミックな検閲――これがAtheist Examiner とかNew Humanistといったグループの綱領なのだろうか? このクリスマス期間において、真の批判的思考が、連合王国や他の国々の学校図書館で可能となることを祈ろうではないか。図書館とは、学生の科学的データに対する十分なアクセスが許され、たとえそれがダーウィニズムに対する懐疑に発展しようと、自分の頭で考えることができる場所であるべきである。

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