Evolution News & Views

ダーウィンの名における書店への暴挙

John West
February 10, 2010

2月12日「学問の自由の日」(別名、ダーウィン記念日)に合わせるかのように、ミネソタ州立大学大学院生Michael Barton が、定期的に彼の地方の書店へ行き、ダーウィンを批判する本を書棚の科学のセクションから追い出し、宗教のセクションへ移し替えていることを誇らしげにブログに書いている。先の日曜の記事に、バートンは自分のこの野蛮行為を報告してこう書いている――

今日、私は(マイケル・ビーヒーの)The Edge of Evolutionと(ベンジャミン・ワイカーの)The Darwin Mythを、ドーキンズのThe Greatest Show on Earthの並べてあるすぐ下の書棚から、宗教コーナーのThe Adventure Bible やPrincess Bible の置いてある隣に移動させた。
バートンがどう主張するにせよ、彼の行為は純粋な単純な検閲である。バートンは彼の気に入らない本を、他人の目がそれに触れないように、目立たないところへ隠そうとしている。彼は明らかに、ドーキンズのようなダーウィニストの主張の能力に不安を感じているので、個人経営の書店に乱暴を働いて、ダーウィン批判者たちの本が大衆の目に触れないようにしているのだ。バートンの行為は子供じみているだけでなく不法行為である。

バートンのような検閲は、全くダーウィン進化論の利益になっていない。それは大衆に対して、ダーウィン体制がいかに頑迷で不寛容になっているかを証明するだけである。ある種の地球温暖化狂信者と同じように、ダーウィン・イデオローグたちは、ますます自分たちを法を超えた者と考え、どんな現実的責任をも免れようとしている。

皮肉なことにダーウィン自身は、彼の「末日信徒」たちよりはるかに公平な心をもっていた。『種の起源』の始めの方でダーウィンは、「公平な結果 は、それぞれの問題の双方の事実と主張を十分に公平に述べ合うことによってのみ得られるものだ」と書いているのだ。

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