Evolution News & Views
署名入り記事がルイジアナ州教育自由法を弁護
Robert Crowther
June 28, 2010
ルイジアナ・ファミリー・フォーラム紙のGene Millsが最近、Shreveport
Timesに署名入り記事を寄稿し、2008年に通過した「ルイジアナ科学教育法」を弁護した。「法は論争中の科学問題を扱う枠組みを認めている」という題のこの論文は、あるACLU(米市民権連合)に加担する弁護士による同ルイジアナ法批判が、論理的にも法的にも根拠のないことを論じている――
6月19日のタイムズ紙に載ったCharles
Kincadeの署名入り記事は、臆面もなくそのような軽蔑を示し、学問・教育の自由に対する検閲を要求している! 誰であれキンケードのように、ルイジアナ法は「宗教的創造論を教えることを認めるものだ」という退屈な古びた文句を繰り返す者は、知能テストか嘘発見機にかけてみる必要があるだろう。この法ははっきりと、ルイジアナ・ファミリー・フォーラムの主張通
りに、「宗教・非宗教による差別」を禁じている。
いったい誰が、化石燃料を原因とする地球気象変化、生命起源、人間クローンといった論争の的となっている科学問題を取り扱う枠組み(自由)を、科学教師に与えることに反対するだろうか? 科学には論争がつきもので、だからこそ若い人々がそれを聞き知ることで、興味と意欲を掻き立てるのだ。
キンケードは、ルイジアナ州が2008年の全国教育ランク付けで47番目だったことをあげているが、これは原因と結果
を取り違えるものである。ルイジアナ法発効の法令は、州初等・中等教育委員会によって、この2月まで発表さえされていない。ルイジアナの低い教育ランク付けは、同法が改善すべく取り組むべきものであって、この改善法の結果
ではない。
ジーン・ミルズはさらに、我々がEvolution
News & Viewsで最近、注目を喚起したサイエンス誌の論文を取り上げている――
このルイジアナ法がもたらすであろう利益を予想するのは難しいことではない。最近 のサイエンス誌のある論文は、学生たちは、彼らが「議論や討論」によって、また自分たちが学んでいる科学理論の証拠となるもの、ならないものの区別
をするようになったとき、最も勉強の成果が上がることを報告している。
これこそルイジアナ法が推奨するアプローチであり、キンケードが我々の学校でダーウィン・ドグマの現状維持を図るために反対しているアプローチである。
ミルズの論文の全文はここを見よ(リンク)。
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