Evolution News & Views
だって共通祖先を傍証するデータは一致してるんじゃないの?
Casey Luskin
December 2, 2010
先の私の掲載分で、Eugenie Koonin が、普遍的な共通祖先の形式通
りの検証は「実行不可能かもしれない」が、それでも「比較ゲノム学による」普遍的共通
祖先を支持する証拠は「圧倒的」だと主張しているのを見た。このような考え方は、共通
祖先を傍証する多方面の見解の一致を見出すことによって普遍的共通
祖先を論証しようとする進化論者たちの間に、共通のものである。ネイチャー誌に出た論文でDouglas
Theobaldは、同じように、多方面からの証拠の一致によって普遍的共通
祖先を支持しようとしている――
普遍的共通祖先は現在では、多くの独立したソースからの豊富な証拠によって支持されている:(1)系統発生学と生物地理学の一致、(2)系統発生学と古生物学的記録の照応、(3)多数の予言された移行化石の存在、(4)形態学的特徴のヒエラルキー的分類、(5)異なった機能をもつ生物学的構造の間の顕著な類似性、(6)系統発生の形態学的かつ分子レベルの研究の成果
。(Douglas L. Theobald, “A formal test of the theory
of universal common ancestry,” Nature, Vol.465:219-222
(May 13, 2010).)
シオボルード博士の指摘は、もし以下のような事実がなかったら、当たっていたかもしれない――
(1)系統発生学と生物地理学は一致するとは限らない。(リンク)
(2)系統発生学と古生物学は一致するとは限らない。(リンク)
(3)移行化石は存在しないことが多い(あるいは、「予言された」移行化石はよく調べてみると瓦解する)。(リンク、最新情報9/19「自分自身の議論がわかっていない進化学者」)
(4)ヒエラルキー的分類はうまくいかないことが多い。(リンク)
(5)「相同的」構造は異なった発生過程をもつことが多い。(リンク)
(6)形態による系統発生学と分子レベルのそれは辻褄が合わないことが多い。(リンク)
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