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David Coppedgeへの迫害に抗議せよ、直接NASAへ!

David Klinghoffer
January 27, 2011

時々メディアが、政府職員による公的資財濫用をニュースとして報ずることがある。例えばある連邦機関の職員が、公用のコンピューターでインターネット・ポルノを見る時間が、勤務時間の驚くべき割合を占めるといった話だ。誰もがこれには一時は憤慨するが、やがて忘れてしまう。

しかし時間やコンピューターよりはるかに大きい極め付きの公的資財は、権力、特に強制したり罰したりする権力だ。そこで、NASAのジェット推進研究所(JPL)のデイヴィド・カペッジ事件において行われた公的信頼の著しい傷害のことを、忘れないでおこう。今すぐに、(望ましくは)電話で、または少なくともメールで、NASAの管理責任者Charles Boldenに対し、カペッジが今週解雇されたという事実に対するあなたの憤りを伝えてほしい。(phone: 202-358-1010; email: charles.bolden@nasa.gov )

どう見ても、NASAのJPLの監督官たちは、土星へのカッシーニ計画の最高コンピューター・スペシャリストでありダーウィン懐疑者であるカペッジを迫害するために、公権力を濫用したようだ。この問題へのNASAの関与は、最近起こったケンタッキー大学のMartin Gaskell事件とは違っている。後者は納税者の怒りを引き起こす形で、特にこの件すべてに金を出しているケンタッキー州住民を立ち上がらせたからである。NASAの場合は連邦宇宙開発機関であるから、一人ひとりのアメリカ人が直接関わりをもつことになる。

カペッジは問題になるようなどんなことをしたのか? 彼は時折、興味をもつ同僚たちとIDの科学的根拠について語り合い、2枚のプロIDのDVDを貸し回ししたが、これはJPLの公的に定められた使命が、地球や他の場所の生命の起源と発達に関する諸問題の探究を含むものであったから、十分意味のあることだった。ところが彼の監督者はこれを厳しくとがめ、彼の名誉を傷つけ、降格させた。

ところが今、彼は解雇された。JPLは、これは経費削減の措置だと言っている。しかしCasey Luskinが書いたように(リンク)、ある機関や事業が人件費を切りつめようとすれば、最初にとる措置は普通 、カペッジのような、このチームの現実に最年長者であった上級スタッフを切ることではない。カペッジの訴訟が始まれば真相が明るみに出るだろうが、様子から判断すれば、カペッジ氏は仕事仲間に新しい考え方を教えたかどで、この処分を受けたようだ。

NASAのボールデン氏に即刻、電話か手紙を送ることが重要である。あなたの友人たちにも要請してほしい。政府機関の人たちは時には、彼らの構成員であり雇用主――つまり、あなた――の考えに敏感なことがある。礼儀正しくしかし断固として、一人の秀でた、考え深く、この職に精通 した、ダーウィン批判者を押し黙らせるような、弁護士しようのない試みに対する、あなたの憤りを表明してほしい。

私立の大学が自由な意見交換を禁圧することでも十分に非難に値する。しかしこの問題では、むしろ公的機関が先に立って罪を犯しているようだ。納税者はこれに抗議するあらゆる権利を有している。

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