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オックスフォード大学、ダーウィン進化論の苦しい数学的根拠を認める

David Klinghoffer
May 5, 2011

無理難題! オックスフォード大学のセント・ジョンズ・カレッジが、困難な任務を引き受けてくれる2人の研究者を募集する広告を出している――ダーウィン進化論、特に集団遺伝学という常に苦しい領域の、薄弱と目されている数学的根拠に、つっかい棒を提供してくれる人はいませんか?

2年期限の任務として、公募の詳細を記したダウンロードできる文書で、このカレッジは、新しい雇用者が、この学問分野以外の、基本的に残り全部の分野に直面 することになるだろう、と正直に認めている。この公募文書は言っている――生物学者たちは「自然選択は生物をその最大の適応性に導く」ことを認めるかもしれないが、

しかし数学的集団遺伝学者の大半は、自然選択が、どんな種類の有用性であれ、その最適化に導くことはないと言っている。この50年に及ぶ分裂はそれ自体、知的なダメージとなり、適合とは何であるかという我々の概念の進歩を妨げてきた。

半世紀にわたって数学者たちは、ダーウィニストに対して、もういい加減にせよと言い続けてきた。この状況が変化するならどんなにいいだろう! もしかして、我々がもう一度手元の計算機に数字を打ちこんで、イコール・ボタンを押してみたら、違った答えが出てくるようなことが、起こらないとも限らない! 私自身も何度か、家計の支出の飛び出した金額が現金化されるとき、ひょっとして間違いが起こってくれないかと願ったものだ。

オックスフォードの公募を読んだ工学系のある我々の友人は、こう楽観論を述べた――

まあ本当にその気になって頑張れば、できないこともないだろう。ソフトウエアのプログラマーと一緒に仕事をしていたとき、彼らは、もし1の価値を極端に大きく取れば、1+1=3もありうると言っていた。これでいけば可能なんじゃないか?

彼らの仕事に対してこれら2人の学者は、一人当たり年収4万8000ドルを提供されているが、仕事を考えればそう高額でもないのではないか? 食事もタダということだが。

まあ、ダーウィンも自分に数学の能力がないことを認めていて、自伝の中でこう言っている――

私は、数学の偉大な導きの原理を多少とも理解できるだけの、勉強をしなかったこと を後悔している。なぜならこの能力を持つ人たちは、もう1つの感覚を持っているようなものだからだ。しかし私は勉強しても、非常に低い級より上へは行けなかっただろうと思う。

だとすると、この偉人の遺産が今も生きているわけである。

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