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一連の高価な裁決がダーウィニストに警告:知的自由の検閲をやめよ

ENV
August 30, 2011

「今年行われた3件の訴訟の調停は、非寛容な学者エリートたちがダーウィン批判者の見解を弾圧するのは高価な間違いだということを示した」と、ディスカヴァリー研究所「科学と文化センター」の法的代理人Casey Luskinは評した。「インテリジェント・デザインを差別 する人々が厳しく罰せられるという傾向が、次第に顕著になってきた。」

今月、国営のカリフォルニア科学センター(California Science Center, CSC)が、アメリカ自由連盟(American Freedom Alliance, AFA)の提訴による公的裁判を避け、話し合い解決を求めて11万ドルを支払った。訴えがなされたのは、インテリジェント・デザインを論ずる「米国憲法第一修正条(言論の自由)」による権利を、CSCが侵害したことによるものである。解決の一部として、CSCは、彼らが一度は拒否したIDのイヴェント(試写 会)を行うよう招請した。

一月には、ケンタッキー大学が、ダーウィン進化論を疑ったとして不当にも雇用を拒否された天文学者Martin Gaskellによる訴訟を解決するために、10万ドル以上を支払った。その後しばらくして、学術誌Applied Mathematics Lettersが、数学者Granville Sewellの、ネオダーウィニズムを批判する査読済み論文の受理を不当にも撤回した後、訴訟を避けるために何千ドルかを支払い、公的に謝罪した。

CSCの事件は、長い歴史をもつID唱道者に対する差別 の、十分に記録された多くの事件の最新のものであるにすぎない。2004年には、生物学者Richard Sternbergがスミソニアン研究所の生物学誌にID支持の論文の掲載を許可したために、この研究所の研究員の地位 を奪われた。2度にわたる政府の調査が、彼がダーウィン進化論を疑っていることを問題とし脅迫しようとするキャンペーンの犠牲者であることを突き止めた。

2006年には、天文学者Guillermo Gonzalezが、宇宙のファイン・チューニングの観点からID支持の議論を展開する本を書いたかどで、アイオワ州立大学でのテニュア(終身在職権)を拒否された。記録公開を求められて発覚したEメールにより、ゴンザレスの同僚たちが、ID支持を自動的にマイナス点とする職場で、テニュア工作をひそかに行っていたことが明らかになった。

2007年には、ベイラー大学の優れた電子工学教授Robert Marksが、彼の研究ラボを閉鎖するように強制されたが、これは当大学がIDを調査対象としていたためであった。アメリカ全土において同じような多くの、よく記録された事件が起こっている。

ところでCSC事件とは、それが経営するEMAX劇場を、IDを弁護する科学ドキュメンタリー“Darwin’s Dilemma”の上映のために、AFAに対し有償使用を契約していたのだが、CSCは、この映画がIDを好意的に描くものであることを知るに及んで、このイヴェントをキャンセルした。AFAはカリフォルニア高等裁判所にこれを提訴し、これは見解差別 でありかつ契約違反であると主張したものである。

「AFAとのこの解決は、IDの見解に対するダーウィニストの検閲に、もう1つの高値の札をつけるものだ」と、公序および法的問題のプログラム・オフィサーJoshua Youngkinは言った。「IDへの見解差別に対する罰金は今のところ約10万ドルだ。ID的表現の自由を効果 的に弁護するにはいくら金があっても足りないけどね。」

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