【今この時代の、最も有能なスピリチュアル・リーダーの一人と目されるデイヴィッド・ウィルコックの論文を翻訳したものである。「2012年:時代の転換」とともに参考にされたい――創造デザイン学会】

 

Ascension(アセンション)―前篇―

By: David Wilcock
From: Crawford 2000-2012, Prophecies, Pole Shift and Planet X

我々の起源と進化

古代エジプトの神ラーからエドガー・ケーシーなどに至る、多くの情報源が、「一者」(Oneness)は本質的に退屈し孤独を感じたのだと言っている。それは何かをしなければならなかった。創造しなければならなかった。そのものは、いつまでもこの統一された意識だけで完全だとは感じなかった。「一者」がまだ理解も把握もできないような、いろんなことが起こるだろう。諸部分は、本質的に彼ら独自の創造力をもつだろう。彼らは「共同創造者」になるだろう。

「偉大な計画」は、宇宙進化のこのサイクル全体が完了した最後の時になって、独自に進化した部分のすべてが、それぞれ独立に彼らの神意識を認識し、分離状態を放棄し、統一を受け入れて「一者」の全体性へと帰一することであった。「唯一なる創造者」は、この事実そのものから、非常に高められたものとなる。なぜならこのすばらしい創造世界は「一者」から「多数者」へ、そしてまた「一者」へと転移を遂げたからである。

したがって神は進化するのであって、ただ坐って、みなが追いつくのを待っている何か静的な存在ではない。神は我々とともに我々の進化を経験しているのだ。

銀河と調和ある共鳴

太陽は活発に渦巻くエネルギー波を送り出していて、これが惑星や月を駆ってそれぞれの軌道を走らせていることを我々は知っている。ボーデの法則も新しいストーンキング共鳴理論も、惑星はお互いどうし、自然の全音階の音楽的比率で間隔をあけられていることを示している。我々が最初に発見した、パルサーB1257+12をめぐる太陽系外惑星そのものが、やはりこのような同じ比率を示している。この比率の現象は、すべての恒星がエネルギー波を送り出していて、それが同じ惑星系を創り出しており、この種の共鳴はランダムなガスや塵の配分によっては生じ得ないものであることを示している。

それから、ホログラムやフラクタルの原理のように、太陽から来るより大きな波の内部により繊細な小さな波がある。そしてこれらもやはり同じ音楽的原理に基づいている。それらはすべて枝を分かれさせ、波の上にまた波を形成し、だんだんと小さくなっていく。

銀河系はDNAをつくるように「調整されて」いる

大きな地殻変動や障害物のない最上の惑星系においては、太陽からの特定の距離というものがあり、そこでごく小さなスパイラル波が惑星の自然の原料を集めて、生命のDNA分子を形成する。DNAは波であり、波がDNAである。

惑星進化の過程においてDNAが形成されるというと、ばかばかしく聞こえるかもしれない。しかしそれは、DNA Phantom 効果と呼ばれるものによって効果的に証明される。Vladimir Poponin博士は、DNAを試験管に入れレーザー光線を照射した。すると驚いたことに、それは現実にその光を捉え、あたかもそれが結晶であるかのように、螺旋を伝って光を通り抜けさせた。更に驚くべきことに、ポポーニン博士がDNAを取りのけても、光はスパイラルを描いて自力で走り続けた!

光がそれ自体でDNA螺旋を形成することはもちろん不可能なはずである。ただ光そのものが、その周りの空間のエネルギーのもつ、何らかの自然に存在する波長にぴったり合ったのである。私にはこれは、DNAのスパイラルする光のエネルギーがまずそこにあって、有形の分子は単に、ひとたびこの惑星が適当な周波数状態になったときに、スパイラルするエネルギーの周囲に形成される、ということを示しているように思える。銀河系は人間のDNAを、どこであろうと用意ができた惑星系において、形成するように「調整されて」いるのである。

ダーウィン説は反証されつつある

種の進化という説は、DNA分子はあまりにも複雑で「自然の変異」によって生じたとは考えられないために、信用をなくしている。DNA分子の共同発見者クリック博士は、後に、この惑星のようなわずかの歴史の時間では、とうてい進化は不可能であると数学的に証明した。

我々はエネルギー的に「高まり」(moving on up)しつつある。

したがって我々は、今、新しい位置に向かって進行中なのである。ミクロ生物学者は、我々のDNAの97%は明らかに使われていないと言うが、私の聞いているところでは、この鎖のますます多くの部分が、新しい4次濃度のエネルギー構造を扱うことのできる人たちのために、「ジッパーを解かれ」つつあるということだ。こうした人々は、おそらく微妙な点でより魅力的という以外には、身体的には全く違っていないだろう。しかし内面的には彼らは、より深い情緒、感性、直観力、感受性を発達させるであろう。

若い人々の中には、遠隔操作や「死者を見る」能力を身につける者が現れるだろう。また多くの者たちは、自分の体がより低い振動数の食べ物を受け付けなくなり、新鮮な有機的果物や野菜の多い食事を摂らざるをえなくなるだろう。

あなたが自分の親なる恒星からもっと離れるように、あなたの惑星は異なった振動のエネルギーに入っていき、より高い濃度の生命を支えるようになるだろう。

ラーが説明するように、8つの主たる濃度のオクターブがある。これはあなたがピアノの白鍵、全音階で演奏するのと同じである。オクターブは13のシステムに分解することもできる。これは白鍵と黒鍵の半音階を演奏することで分かってくる。濃度の内部にまた多くの濃度がある。これら振動の周波数の一つひとつは、特定の生き方のレベルに相当する。これは意識の特定のレベルと言ってもよい。

ラーのもう一つの教えは、すべての人間はより高い自己、つまり6次濃度の未来を実現する自己を持っていて、これが彼らの人生を導き、未来からの肉体的実現を導くということである。このより高い自己は基本的にこう言う――「いいか、私はお前が私になるように進化しつつあることを知っている。私は自分の過去を振り返って私自身を見ているが、しかし同時に私は、お前が自由意志をもっていることを知っている。私は必ずしも、お前が一日一日の生活で、最終的に現在の状態の私になるために、どんな選択をするかすべて分かっているわけではない。だから私はお前がこの境地に達する手助けをするのだ。私はお前に現在の私になる方法を教えてやるが、それも進化しているのが私自身だということが分かっているからだ。」

これが夢というもののあり方である。

夢の性質と目的

夢は、隠喩の言語の形で個人にやってくる、より高い自己からの純化された非常に高いレベルのメッセージである。あなたが自分の夢を意識的な心で理解するかどうかは問題ではない。またそれを覚えているかどうかも問題ではない。あなたの夢は、あなたの4次元の、あるいは4次濃度のアストラル体と意志を通ずるが、これはエドガー・ケーシーが他者の心を読むときに用いていたのと同じ自己だと私は考える。

夢体験をするのはあなたのアストラル自己なのだ。だからそれは、あたかもあなたが多重的な自分の存在をもっていて、それが異なったこと、自分の知らないことをやっているようなものである。夢はあらゆる仕事をしており、うるさく付きまとっている。にもかかわらずそれは同時にすべてあなたの一部である。

そしてこれは非常に心を拡大させる概念である。いかに自分が肉体以上のものであるかを、あなたは理解するからである。あなたは自分が考えるよりもっと愛されており、自分自身がもっと大きいものであるかを理解する。

アセンションの科学

これまで述べてきたことすべての核心は、進化は全体的スケールで来なければならないという考え方である。アセンションとは、たとえばキリスト教徒が言うような、イエスが戻ってきて平和の千年間をもたらし、「恍惚」の時代が始まるといった考え方だけに限定されたものではない。それは宇宙的な事件であり、これまで地球上に存在したほとんどすべての主要な宗教的・霊的な伝承で予言されている。

「グローバル・シフトの時代」の研究指導者としての私の新しい仕事において、私はこうした主張を保証するいろんな例を引いている。そのいくつかをここにあげてみよう。

ロシア国立科学アカデミーのAlexey Dmitriev博士から論ずることにしよう。ドミトリエフは、トルネードの研究をして、トルネード(竜巻)が起こるときには非常に高い電磁場と、見える光と球状稲妻(ball lightning)が存在することを示した。またトルネードが物理的物体を互いに融合させる――物質が現実に他の物質に浸透する――あらゆる場合があることを示した。ドミトリエフは、2つの焼け焦げた木の板がトルネードによって融合する例を示している――もっともそれはちょっと触れただけで崩壊するのだが。小石がガラスを壊さないでガラスに侵入する場合、麦わらが窓ガラスを突き抜け、それを割ることなしにガラスに付着する場合などがあった。

こうした不気味な現象は、十分に強力な場が存在するときには、物質は消えるか、あるいは他の物質に侵入することができることを示すものである。

次に「バーミューダ・トライアングル」を考えてみよう。フロリダ海岸沖の、プエルトリコ、マイアミ、バーミューダの間の三角領域では、これまで船ばかりでなく航空機も行く方不明になっている。1970年代以降はあまり活発ではないが、それ以前は活発だった。これは単に船舶が消えるという話ではない。「それは単に沈んだのだよ」とあなたは言うかもしれない。だがここで言っているのは、レーダーに見え、交信をしていた飛行機が突然消えるという話なのである。

ある場合には消えた人たちがまた現れたということもあった。1969年後半に、マイアミへ飛行中だったナショナル・エアライン727旅客機が、10分間レーダーから消え、電話も途絶えたことがあった。もちろん航空管制官は大いにうろたえたが、10分後に交信が回復した。管制官は彼らに、いったいどこに行っていたのかと訊ねたが、彼らは彼が何を言っているのかわからなかった。彼らには何かが起こっていたという感覚が全くなかった。彼らが着陸したとき、この飛行機のすべての計時器、すべての人の時計、すべてのメーターが10分遅れていることが発見された! ちょうど彼らが10分間だけ我々の世界から消され、また戻ってきたかのようだった。

こういう渦巻き現象を研究すればするほど、ますます私たちは何か不思議なことが起こりつつあるとわかってくる。

もう1つの渦巻き現象事件は、若いヒッピーのグループがストーンヘンジの内側でキャンプしていて、この石が雷に打たれたときのことである。目撃者たちは彼らが消え、テントの焦げた杭だけが残ったと言っている。私はこれは、稲妻のより高いエネルギー振動が、ストーンヘンジがこれを利用すべく作られた渦巻きを活性化し、それがこの事件を引き起こしたものと考える。おそらくストーンヘンジを作った人々は、時空を旅行するのにこのような効果を利用したと考えられる。

したがって明らかに、ストーンヘンジやバーミューダ・トライアングルは、時に、地球から出てくる重力と振動のエネルギー量が地球の中に入っていくエネルギー量を上回る場所なのである。こうした領域は、水を満たしたプラスティックの袋にあけた穴のようなものと考えてよい。一定の時間、水はとても勢いよく流れ出す。

そして調べてみれば、これら2つの場所では、このようなエネルギー渦巻きが起こったときには、物質が変形させられたという歴史があることがわかるであろう。

ここで説明しようとしているのは、太陽系の全エネルギーが増しているということ、そしてある時点で、この惑星上のすべての生命を変形させるようなレベルに達するだろうということである。それはアセンションがいよいよ明らかになる時である。

我々の太陽は核融合炉ではない

現在までの研究から、太陽は銀河系のエネルギー場にあけられた穴のようなもので、エネルギーをある特定の領域に流れ出させていると考えられる。そのため太陽は明るく白い光に見える。

単に核融合炉がそこで作動しているわけではないことが、すでに証明されている。太陽が発しているニュートリノの量は、あまりにも低くて核反応の副産物ではありえない。行く方不明の(失われた)ニュートリノがある。このことは30年も前から知られていたが、この問題はまだ解かれていない。失われたニュートリノは単純に存在しないのだ!

したがって太陽は単なる核融合炉ではない。太陽は基本的に、宇宙エネルギー、「創造」の真のエネルギーだと言うべきである。

このことが意味するのは、太陽は、エネルギーが流れ出している宇宙空間のピンホールのようなものだということ、先に述べた水の入った袋のピンホールのような、あるいはバーミューダ・トライアングルで見たようなものだということである。

そして振動のより高いレベルでは、単に太陽のピンホール以上のものが見える。すなわちそれを取り巻くすべての振動が見えるのである。これらは池の波紋のような、多くのエネルギーの同心球として現れ、これがエネルギーのスパイラル・コイルによってつながり、外へと広がって惑星や月の自転や公転を駆動しているのである。すべてが一つの巨大なギア装置のように正確につながり合っている。この太陽から出ているコイルは研究され測定されてきた。NASAはこれを“Parker Spiral”と呼んでいる。

現在のところでは、我々はこれらの場を計測機によって、磁力エネルギーの1つの形として突き止めているにすぎない。

太陽のコイル、聖なる幾何学、そしてクロップ(ミステリー)サークル。

非常に多くのクロップ・サークルの図柄が、これら神聖な幾何学と、スパイラルによってつながった、同心の拡大する球のエネルギー・システムを表わしている。だから「彼ら」は明らかに、我々にメッセージを送ろうとしているのである。最近の、長さ900フィートに及ぶミルクヒルのクロップ図形は、太陽の拡大するスパイラル・エネルギーのパターンを表わしている。そこには409の異なったサークルが含まれ、その見事なサイズと壮大さが注意を惹いたために、CNNのヘッドライン・ニュースで現実に映し出された。

私が言おうとしているのは、たとえばバーミューダ・トライアングルでエネルギーが高まるときには、物質が変化するということである。太陽が生み出しているエネルギーが上昇するときには、太陽からのスパイラル・コイルの波動が現実に拡大し、惑星を押し上げて、より高い振動数を維持するエネルギー球体に変えるのである。私の研究からは、これが起こるときには、現実の惑星の物理的サイズが自然に拡大する――非常に大きくではないが、十分に拡大する――という結論になる。

このことは、もし地球の半径を現在のサイズの55%か60%に縮めたら、すべての大陸がジグソーパズルのようにぴったり合い、残ったスペースはなくなるということに思い当たれば、歴史を逆に考えてもわかることである。これは“Global Expansion Tectonics”と呼ばれている。

惑星の拡大とアセンション過程

惑星が太陽から遠ざかるにつれて、それはこの太陽の吹き出すエネルギーのスパイラルを糧にして、非常にゆっくりと拡大し、ごくわずかずつ遠くへ移動する。古代人が、地球の1年はかつては正確に360日であったと言い、アトランティスが滅びて以降、やっと不承不承、最後の5と1/4日を付け加えたのはそのためである。起こり得ることに比べれば、5日というのは小さな瘤に過ぎない。

したがって太陽から遠ざかるにつれて、より大きな球体として、より高いレベルの振動の中へ侵入していく。地球が太陽との位置関係に基づいて、エネルギーのより高いレベルに突入していくにつれて、サイズが増大するが、その理由は、より高いエネルギーの中へ入るにつれて、核の内部のエネルギーが現実に増大するからである。

またここで起こることは、このエネルギーが地球上のすべての生物を「一掃する」(zap)ことである。なぜかと言えば、惑星スパイラルの波長の高まりは、太陽からのエネルギーの自動的な爆発――放射エネルギーとインテリジェンス(知力)の両方の特質をもつ爆発――を伴うからである。古代インド人はこの爆発を「時代の終わりのソムヴァルタ(Somvarta)の火」と呼んだ。

そこで、約5,000万年の間隔で、過去において起こってきたことは、地上に存在していたすべての生命が自動的に死ぬということである。そして突然、このより高度な種類の動物が姿を現すのである。地質学者はこれを「断続平衡進化」(punctuated equilibrium)と呼んでいる。

Bruce Runnegar博士ほかUCLAの宇宙生物学者の発表したごく最近の研究は、私の論点を支持している。6月末以来これが主流ニュースで広く報道されている。研究者たちは惑星軌道を調べ、非常に正確なコンピューター・シミュレーションによって時間を逆行させてみた。驚いたことに彼らは、6,500万年前、最も新しい(恐竜の)大量絶滅のとき、彼らが「太陽系の共鳴周波数のカオス的変化」と呼ぶ事件があったことを発見した。このカオス的変化は突然、内部の惑星のすべての軌道を乱したのである。

さらに付け加えるべきことは、大陸はかつて、ひとつながりの陸地だったものが、この時期に分かれたということで、これはすべての地質学者に知られている。またこの時期に世界的に海の水位が急激に下がったこともよく知られている。これは明らかに地球が突然大きくなったということである。陸地の固くなった表皮が割れて、すべての海が新しくできた割れ目へと引いていき、世界の水位を下げたのである。

また地質学者たちは、大量絶滅が起こるたびに大量の生物種が現れるということも発見している。これが、このエネルギーが我々を「一掃し」惑星やその軌道を拡大させるときに起こる、もう一つの側面である。

例えば、ネアンデルタール人とクロマニオン人(現代人)の間に「失われたリンク」など存在しない。なぜなら真相は、ネアンデルタール人が「一掃され」自動的に進化が起こったということなのだから。彼らは体がより大きくなり、身体的不格好さを失くしたのだ。


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